「負けた経験が努力させてくれた」
たった一度の負けが次世代の王者を完成させた。2022年2月27日、東京体育館にて開催された「K-1 WORLD GP 2022 JAPAN~第3代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント~」にて遂に第3代スーパー・バンタム級の王座を載冠。若干25歳にして男は頂点のベルトを巻いた。抜群の格闘センスと他を凌駕する練習量で頭角を表し、デビュー以来8度のKO勝利を含む14勝1敗という圧倒的な連勝街道でスターダムを駆け上がり、優勝候補の最有力として出場した「K-1 WORLD GP 2022 JAPAN~第3代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント~」では1戦目3R・1分17秒KO、2戦目2R・2分23秒KOと相手を完封。決勝戦では2020年3月22日にキャリア唯一の黒星(判定)を喫した優勝候補のもう一角、玖村将史と激突した。
「あの負けからひたすらに努力できた」
男が燃えないわけがなかった。激闘の末に見事撃破、サクセスストーリーを描き上げた。精密に組み立てられた攻撃から一気に相手を仕留めるド派手なファイトスタイルは既にK1界で随一の域。端正なルックスと優勝者インタビューからも滲むひたむきな人柄にファン人気は急上昇の一途を辿る。
日本中が注目するK1スーパー・バンタム級王座に着き、一夜でニューヒーローとなったゴールデンボーイの活躍を我々はこれからも支えていく。